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弟所属のアイドル事務所で
第7章 済州島で
それから 
毎日、みんなのために朝ご飯と晩御飯を作りに行く日々が始まった。
食べたい物をリクエストしてくれるので
メニューに悩まなくて済むのが助かる。
美味しいと言いながら食べてくれるので
毎日が楽しくなってきていた。

もう二度と
シウに会いたくなかったので
極力事務所にはいかず、近寄らないようにした。

またあってしまって
次・・・が来るのが
本当にこわかった。

でも、事務所に行かない限りは
会わないだろうということが
分かってきたので
一週間くらいすると
韓国生活を楽しもうと
出かけるようになった。

お気に入りの場所やお店もでき
韓国語も日常会話くらいなら話せるようになり
生活にも慣れてきたところで
みんなの仕事の都合で三日ほどお休みができた。

久しぶりにお休みができたので
行ってみたかった済州島へ遊びに行こうと
計画を立てた。


お姉ちゃん。お休みはどうするの?

気になったのかファンが聞いてきた。

済州島に行くよ。前から行ってみたかったの。
リョファンさんが出てたドラマ見て、
景色がすごくきれいで
行ってみたいなって思ってたの。

にこにこしながら答える

お姉ちゃん、リョファンさん好きだもんね。
まだ会ったことないんだよね?

会ってみたいけど、多分見つめるだけで終わっちゃうな。
でも、すっごくたのしみ。

ファンが手を握ってきた

でも、一人で行くんだよね?
ぼく、心配だな…
お姉ちゃんは僕より韓国語が話せないから。

観光地しか行かないし、大丈夫よ。
どこ行ったか写真とか送ってあげるからね。

にっこり笑う。

ファンもがんばってね。
で、私がいないからって
お肉ばっかり食べちゃだめよ?

はぁい。

少しだけ時間があったので
心配するファンに旅行プランを説明してあげた。
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