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弟所属のアイドル事務所で
第62章 色男だけど
ユイさん。
もういいよー。


ジュンがバスローブを持って
バスルームから出てきた


先に行く?
きっとびっくりするよー。


バスローブを渡してくれる


引かないでね。


と言われて
普通お風呂で引くことなんてないと思うけど


と思いながらバスルームのドアを開ける
薄暗くなっていて目が慣れてくるとびっくりする


電気がついてなくて
明かりは可愛いランプとろうそく
いい香りがするのはアロマポット置いてるからかな
と思ってバスタブを見る


えっ???


大きな声を出してしまう


一面にバラの花弁
フラワーバスってやつだ・・・


引かないけどびっくりするよ。
とつぶやいて笑うと
お風呂に浸かる

いい香りで癒される



そろそろいい?


ジュンが入ってくる


これ準備してたんだね。
にっこり笑うと
笑顔になった


引かれなくてよかった。
これなら明るくないし
花びらで体も隠れるし
いいでしょ?


大きめのバスタブにゆっくり入ってくる


ジュン君はいつもこんなお風呂に入ってるの?


笑いながら聞く


まさか!
でもたまーに。
好きな女の子とか女の子口説くときとか
そういう時に入れるくらいで。


焦るように答える


首をかしげて聞いた


女の子口説くときって
私も口説かれてるの?




ジュンの顔が固まった
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