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弟所属のアイドル事務所で
第16章 香港の甘い夜
ジョンの目を見ると引き下がりそうにない。

じゃあ、条件があるわ。

手の平を広げ目の前に出した

5年。
5年待って。
5年たっても
私のことが好きだったら付き合いましょう?

それまでは電話もメールもしてもいいし。
今日みたいに一人になることがあるなら
デートもしてもいい。

でも、5年。
考えてみて。
絶対ずっと好きでいられるって
確証もないし証明もできないでしょ?
 
それまで私は誰かと付き合うかもしれない。
でも結婚せずに
ジョンのことを5年待つ。

それでどう?


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ユイさんは僕のことが好きでもないのに
僕に抱かれたんですか?

切ない顔をする

嫌いだったらするわけないでしょ。
好きだけど、恋愛とかじゃないし
ジョン君と付き合うとかなくて
だって、年離れすぎてるんだもん!
それにファンにばれたらきっと
兄さんだからとか関係なく
ボコボコされちゃうわよ?
ファンの武術見たでしょ?

だから、それでどう?
それが無理なら
今後ジョン君と付き合う可能性は
ゼロよ。

不服そうな顔をしていたが

分かりました。

と納得してくれた。


そして抱きしめられる

キスしていいですか?


・・・聞かないでよ。

静かに言った


ジョンは私の顔を手で優しくはさんで

甘く優しいでも奪うようなキスをした。



私もジョン君も香港の魔法にやられちゃったのかも。
友達が言ってたの。
香港の夜景には魔力があるんだって。

にっこり笑った





そのあと
私はホテルまで送ってもらった。



甘い香港の夜だった。
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