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フライングバタフライ
第3章 潜入
ギャラリーはゴンドウと周りの女二人にサメジマ。
どうやらカンザキ以外は手を出してきそうにない。
カンザキのパンチが数度目かの空振りに終わった。
カンザキは顔中、大汗をかいて焦れている。
ユミのバタフライたる所以、軽い身のこなしにイラついているようだ。
とはいえ、ユミのキックを入れる隙もほとんどない。さらにカンザキの体型を考えるとダメージを与えるのは至難の技であろう。
そう逡巡しているうちに、ユミは壁際に少しずつ追い込まれていた。