この作品は18歳未満閲覧禁止です
フライングバタフライ
第3章 潜入
ユミがゴンドウを睨みつけると、その間に割って入ったのはサメジマだった。
「少々、お転婆が過ぎますね。考え直すなら今のうちですよ?」
「冗談じゃないわ、ヤクザと組むくらいなら裸で街を歩く方がマシよ。」
(こいつ・・・、パワーはさっきのやつの方があるけど、明らかに強い。)
サメジマが構えると、明らかに空気が変わった。これが本物の格闘家というものか、とユミは考えていた。
(でも引けない、必ずゴンドウを捕まえてやる。)
先制したのはユミだった。