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ふしだらで曖昧
第2章 無知な思考
「んひぃ、ひ…っ!
 あぁああ…!」


女は足を広げ、両手で秘部に刺激を与えた。

シーツには、先ほどよりもシミが広がっている。


「あひ、んあぁあ!
 きもひ、きもひぃよおお!」


がくがくと腰が震える。
何度目かの絶頂を迎えても、女は指を止める事はしなかった。

赤く腫れ上がった突起を、軽く擦るだけで女の身体は跳ね、胎内に納めて指を締め付けた。


「足りない、足りないよぉ!
 もっと、もっと欲しいのおお

 おちんちん、欲しいよおお!」


女は自分以外は誰も居ない部屋に向かって、懇願する。
女の秘部は弄れば弄るほど、愛液が溢れ、強い刺激が欲しくなった。

もう、自分の指だけでは物足りなかった。






「修治」


身支度を整え、出かける準備をしていた男に父が声をかけた。


「茉莉の部屋に行くと良い
 だいぶ、出来上がって来たみたいだ」

「まりちゃんに手を出したのか」

「少しだけだ
 薬効を少しだけ早めただけだ」

「へえ」


父の言葉に男はニヤリと笑った。

部屋から父が出て行ったのを確認すると、タンスの引き出しから、小さな箱を取り出した。
それを手に、男も続いて部屋を出る。


男は女の居る部屋へと向かった。
そこからは、女の艶めいたあえぎ声が聞こえる。
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