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ふしだらで曖昧
第6章 誘惑に溺れて
闇から意識を引き戻された女は、天井を見つめる。


ーーここは…?


見慣れない天井に女は寝ぼけ眼で、疑問を脳内で問いかける。だが、それはすぐに解決する。


「起きたか」


バスローブに身を包む男が姿を現す。


「おにいちゃん…」


ーーそうだ、
  パパに連れられてホテルに…


女はそれからの出来事を想い出し、頬を赤く染める。そんな女の様子に、男はほくそ笑んだ。


「混乱してるの?」


男は備えつけられていたポットでお湯を沸かし、コーヒーを作っている。
そんな姿に女は無意識に、警戒する。


「うん、少しだけ…
 寝てたから、かな…」


男から視線を外して、小さな声で呟いた。


「そうだね、
 良く寝ていたよ」


男は意味深げに呟く。
女はベッドヘッドにあるデジタル時計を確認した。

時刻はここに来てから3時間程経っている。


「私、どのくらい寝てたの?」


男の口から笑みがこぼれる。
そして、振り返り、女を指さした。


「それに気付かないくらいだ」

「え?」


女は自身を見下ろして驚愕した。


「なに、この服!」


先ほど、何となく漁っていたナース服。
それがまさか知らない間に、着せられていた。しかも、下着なしで。

急速に羞恥心に襲われ、女の頬が赤く染まる。


「私の着替えは!?」

「ぐっちょり濡れたのを
 また、着たいの?

 父さんが着替えを持って来るはずだから
 それまで待ってるんだね」


男は涼しい顔して言う。
女は思いの外短いスカートの裾を引っ張って、露わになる太股を隠そうとした。
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