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ふしだらで曖昧
第6章 誘惑に溺れて
数回の出入りを繰り返し、女の反応が快楽に変わり始めたことを確認すると、深く挿入したまま、男は動きを止めた。その間のアナルは、小さくキュッキュッと収縮しようと男のものを締め付ける。


「どうだ?」


男は女の様子を伺うように、声を潜めて訪ねた。女はまだ、肩で呼吸を繰り返していたが、まるで合図の様に、男のものを締め付ける。
男は呼吸を整え、再びゆっくりと腰を動かし始めた。


「んぅ…」


呻く様な小さな声が漏れる。男のものが出ていく時だけに漏れる声。男のものが侵入してくれば、女は息を止める様に身体に力を入れていたが、出ていく時は反応が違った。

男の腰の動きのスピードが少し、早くなった。


「う…っ、ふ…
 はぅう…っ!」


少しずつ、女の吐息が甘いものへと変わっていく。その声色の変化を男は聞き逃さない。後ろから未開発の蕾を突き、突き上げに合わせて揺れる乳房をわし掴みする。
腰の動きをそのままに、乳首を指先で転がせば、男のものを締め付け、甘い声を漏らす。

女はお尻でも感じてしまう。
女が初めて知った快楽だった。
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