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ふしだらで曖昧
第7章 快楽の果てに
「今度はちゃんと、
 優しくするからね」


男がぽつりと呟く。
女はシーツから目だけを出して、きょとんとしていた。

そのまま、男は女の隣に身体を滑り込ませた。
女の身体を包み込む様に添い寝を始める。


「お兄ちゃん…?」
「うん?」


女の顔が熱くなるのを感じた。
なんだか、照れくさい。

そんな感情が女を支配する。


「なんだか、こうされるの
 久しぶりだね」
「そうだね」


短い会話が終わると、男からは寝息らしい、呼吸が静かに聞こえて来た。
女は男の胸に頭を預ける様に身体を寄り添わせ、抱き合える様に向きを変えた。


セックスとか、調教とか
そんなのがなかったなら、私たちはきっと、普通の兄と妹なんだと、想う。血は繋がってなくても、パパとお兄ちゃんと、普通の家族三人で居られたと、想うのに…。

何が、私たちを変えてしまったんだろう
何が原因で、こんなに歪んでしまったの…?

ママ…、ママはこれで、良かったの…?


女は瞳に涙を溜めて、小さく熱い息を吐いた。
男に悟られない様に、涙が零れない様に、女は瞳を閉じた。
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