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2 人 に 堕 ち て 。
第4章 左 と 右


「ふぅ…んっ…あぁ……ん」



佳孝の手に素直に反応するカラダ。
ぴくんと、すこしだけ跳ねる。




茉麻は声をあげながら、唇をなぞり続ける康希を見上げた。




気持ちよさに細められる、潤んだ瞳。
茉麻の瞳は、オンナの瞳になってきていた。




見つめ返す康希の瞳は、
見たことがないほど熱がこもっていた。


…すでに、オトコの瞳 だった。


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