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2 人 に 堕 ち て 。
第26章 番 外 編 10 days later
プールサイドには、困った顔の和泉がいた。
「…先輩………。」
「気にしなくていい。」
いまは触れられたくない。
そんな空気を出しながら、
プールに戻ろうとした。
…和泉は、それを許さなかった。
「…っ佳孝先輩!わたし、先輩のことがすきですっ」
なんとなく気づいていた。
応えたいとは、思えなかった。
「…悪いけど。すきなやついるから。」
「知ってます!さっきの女の人ですよね!先輩がずっと、あの人のこと見ていたの知ってます!…わたしも、先輩のことをずっと見てたから…っ!」