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浮気断定社
第10章 依頼人 高橋 美樹
常務室を出た美樹は水力事業部へと向かった。
扉の外からそっと中を覗く。
「なにかご用ですか?」
美樹の後ろから男性が声をかけた。
美樹が振り向くと
「あ、課長の奥さま」
男は慌てて頭を下げた。
「お久しぶり飯田さん」
美樹は華やかな笑顔を向ける。
「ご無沙汰しております。
奥さまもお元気そうで」
飯田が決まりの挨拶を言うと、美樹は皮肉な笑いを口端に湛えた。
「そうでもないのよ。
なんか最近目障りなネズミが這い回ってて」
「奥さまのお宅にネズミですか?」
「そうよ、人の回りをチョロチョロと」
「そうですか...
ところで今日はどういったご用向きですか?
課長はまだ戻られていないのはご存じですよね」
飯田は美樹の言葉に深入りせずに訪問の真意を探ろうとした。
「いえ。
お天気もよかったし
お買い物ついでに皆様に差し入れをと思って」
美樹は手に持っていた紙袋を掲げた。
「それはありがとうございます。
みんな喜びます。
どうぞ中へ」
扉の外からそっと中を覗く。
「なにかご用ですか?」
美樹の後ろから男性が声をかけた。
美樹が振り向くと
「あ、課長の奥さま」
男は慌てて頭を下げた。
「お久しぶり飯田さん」
美樹は華やかな笑顔を向ける。
「ご無沙汰しております。
奥さまもお元気そうで」
飯田が決まりの挨拶を言うと、美樹は皮肉な笑いを口端に湛えた。
「そうでもないのよ。
なんか最近目障りなネズミが這い回ってて」
「奥さまのお宅にネズミですか?」
「そうよ、人の回りをチョロチョロと」
「そうですか...
ところで今日はどういったご用向きですか?
課長はまだ戻られていないのはご存じですよね」
飯田は美樹の言葉に深入りせずに訪問の真意を探ろうとした。
「いえ。
お天気もよかったし
お買い物ついでに皆様に差し入れをと思って」
美樹は手に持っていた紙袋を掲げた。
「それはありがとうございます。
みんな喜びます。
どうぞ中へ」