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氷の華~恋は駆け落ちから始まって~
第2章 蓮野に降る雪

「どうも褒められているわけではないわよね」
「いいえ、前向きで現実的な考え方だと思いますよ。あなたがどちらかを選んだがために、二人の男たちの間が険悪になったら、どうします?」
予期せぬ問いに、サヨンは戸惑った。
「それは―難しい問題だわよね。でも、本当にその男を慕っていて、きちんと自分で考えて出した結果なら、仕方ないでしょう。諍いが起こったら哀しいことだけど、自分が誰かを選んだことが原因なら、結果というか現実として受け止めるしかないでしょうね」
「いいえ、前向きで現実的な考え方だと思いますよ。あなたがどちらかを選んだがために、二人の男たちの間が険悪になったら、どうします?」
予期せぬ問いに、サヨンは戸惑った。
「それは―難しい問題だわよね。でも、本当にその男を慕っていて、きちんと自分で考えて出した結果なら、仕方ないでしょう。諍いが起こったら哀しいことだけど、自分が誰かを選んだことが原因なら、結果というか現実として受け止めるしかないでしょうね」

