この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
氷の華~恋は駆け落ちから始まって~
第3章 幻の村

「今になって、やっと気づきましたか。本当に世間知らずというか、呑気な女ですね。男が何の見返りもなく女を助けたりするものですか。俺はあなたを自分のものにするために、ここまで連れてきたんですよ」
「私は物じゃない。そんなに簡単にあなたの所有物になったりはしないわ」
あまりの言い草に言い返すと、トンジュは馬鹿にしたような笑みを返してきた。
「そんな強情をいつまで張っていられますかね。言ったでしょう、女を大人しくさせる方法は色々あると」
「私は物じゃない。そんなに簡単にあなたの所有物になったりはしないわ」
あまりの言い草に言い返すと、トンジュは馬鹿にしたような笑みを返してきた。
「そんな強情をいつまで張っていられますかね。言ったでしょう、女を大人しくさせる方法は色々あると」

