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氷の華~恋は駆け落ちから始まって~
第5章 彷徨(さまよ)う二つの心
 そのときだった。聞き慣れている―けれど、最も今、聞きたくない人の声が背後から追いかけてきた。
「流石だな。これまで誰もこの森を踏破した者はいなかったのに、お前は森の秘密をいとも容易く見抜いたか」
 その声にサヨンは大きく目を見開き、石と化したかのようにその場に縫い止められた。
「―トンジュ」
 そのひとの名が溜息のように洩れ、二月の凍てついた大気に儚く溶けて散る。
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