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氷の華~恋は駆け落ちから始まって~
第5章 彷徨(さまよ)う二つの心
サヨンの手が救いを求めるように伸ばされる。トンジュはのしかかった体勢でサヨンの乳房を揉みながら囁いた。
「俺から逃げて、どうするつもりだ? お前の身体はもう完全に女としてめざめた。可愛らしい虫も殺さぬような清楚なお嬢さまがこんなに淫乱で男好きだとは、とんだ笑いぐさだよ。一度めざめたお前の身体は常に男を欲しがるだろう。どうせ、お前はもうどこにも行けやしない。お前の居場所は俺の側しかないんだ。俺に一生抱かれ続けるのがお前の運命だと思って、良い加減に諦めて大人しくなるんだな」
「俺から逃げて、どうするつもりだ? お前の身体はもう完全に女としてめざめた。可愛らしい虫も殺さぬような清楚なお嬢さまがこんなに淫乱で男好きだとは、とんだ笑いぐさだよ。一度めざめたお前の身体は常に男を欲しがるだろう。どうせ、お前はもうどこにも行けやしない。お前の居場所は俺の側しかないんだ。俺に一生抱かれ続けるのがお前の運命だと思って、良い加減に諦めて大人しくなるんだな」