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氷の華~恋は駆け落ちから始まって~
第5章 彷徨(さまよ)う二つの心
今日のトンジュの愛撫は容赦なく、愛撫というよりは懲らしめのような性交だった。昨夜、初めて男に抱かれるサヨンの身体を労り、気遣ってくれた彼とは全く違っていた。
荒淫が過ぎたためか、秘められた狭間の奥が腫れ上がって、出血している。サヨンの白い肢体にはトンジュによって刻み込まれた紅い斑点が花びらのように散っていた。トンジュはサヨンの身体を強く吸ったり噛んだりすることで、烙印を捺したのだ。自分の所有物だという証を刻みたかったらしい。
荒淫が過ぎたためか、秘められた狭間の奥が腫れ上がって、出血している。サヨンの白い肢体にはトンジュによって刻み込まれた紅い斑点が花びらのように散っていた。トンジュはサヨンの身体を強く吸ったり噛んだりすることで、烙印を捺したのだ。自分の所有物だという証を刻みたかったらしい。