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氷の華~恋は駆け落ちから始まって~
第6章 運命を賭ける瞬間(とき)
 沈清勇と義承大君が決起すると言っていた日まで、あと二日しかない。人任せにだけする気にはなれず、サヨンは自分も草鞋を編み始めた。懸命に草鞋を編み続けるサヨンを見て、トンジュも傍らに来て編み始める。
 まだ体調が十分ではないのだとからと止めても、トンジュは笑って首を振るだけだ。二人は並んで一日中、草鞋を編み続けた。
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