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夏の魔法
第1章 『故郷』に還る
真っ青な空にギラギラの太陽
透き通る海の水にキラキラと反射して眩しくて気持ち良い
『ぼーくらはみーんな生きているー』
僕はビーチサンダルを岩の窪みに並べて
仰向けに寝転がり腕で目を覆う
ぷらんとジーパンをたくしあげた足を水面に沈め
ゆらゆらとした波を遊ばせながら
気分良く歌なんか歌ってる
子供の頃に見つけたこの場所は今でもひとりぼっちを寂しくさせない場所のまま
『生きているから歌うんだー」
大人3人分のスペースしかない小さな南の島
僕の楽園