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第10章 ７月２１日夜　園部くんとノリエさん

夜の砂浜で女子会…
女性だけで騒ぐ…

キョウコさんの発案です。

キョウコさん…レイナちゃん…
ノリエさん…私…

４人で海の家を離れ
缶ビールを片手に砂浜を歩きます。

満天の星空…遠くには船の灯り…

夜風が肌を優しく撫でます。

「気持ちいいですね〜」
ノリエさんも楽しそうです。

波打ち際まで来ました。

「ミカちゃんが初めて脱いだのも
こんなシチュエーションだったよね」
キョウコさんが言いました。

「はい〜」
私は明るく返事をします。

「ノリエさんがなぜ脱がないんですか？」
レイナちゃんが尋ねます。

「恥ずかしいし…」
ノリエさん答えます。

「それから…園部くんに遠慮してるんだよね？」
キョウコさんが核心を突く質問を…

「あ…あ…えっと…」
答えに窮するノリエさんです。

「好きな男性が脱いでないのに
自分だけ脱ぐわけにはいかないよね〜」

「…」

キョウコさんの言葉にノリエさんは答えません。

ノリエさん…照れてるんだ…。