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ヌーディストビーチの海の家♪
第10章 7月21日夜 園部くんとノリエさん
海の家やその階上のホテルで働く人たちは
着衣でも全裸でも自由です。

しかし…多くの従業員は
お客さんに感化されて脱いじゃってます。

脱いでない従業員は少数派…
今いる従業員のなかでは
園部くんとノリエちゃんだけです。

ふたりで楽しそうにカレーライスを食べています。

「あのふたりはじれったいね〜」
園部くんとノリエちゃんをチラッと見つつ
キョウコさんが私の耳元で囁きます。

「ほんとうにあのふたりは…
付き合ってないのですか?」
私はキョウコさんに尋ねます。

「私の勘ではね…。
仲がいいけど…並んで座っているときも
微妙に距離が開いてるんだよね…」

「たしかに…そんな気がします」

「園部くんとノリエちゃんも脱いじゃったら…
本能に素直になれて…
すぐに距離は縮まると思うけど」

「そうかもしれませんね…」

「私たちがひと肌脱いじゃおうか。
もう脱いでるけど」

え?!キョウコさん…どうするの?

キョウコさんは私に作戦を耳打ちします。
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