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第11章 ７月２２日朝　深まる仲

バスルームから出ると小太郎さんが
目を覚ましていました。

「おはよーございます」

「おはよー」

昨日あんなに射精したのに…
小太郎さん…朝立ちしてる…。

そのときスマホに電話着信が…

杉山くんからだ！

「ぜったいに声を出さないでくださいね」
私は杉山さんに念を押してから
通話ボタンを押します。

『おはよーミカちゃん！元気〜？』
杉山くんの元気そうな声…

心が痛みます。

「元気だよ〜！杉山くんは？」
私は陽気に答えます。

『元気だけど楽しくない…
早くミカちゃんのいるビーチに
行きたいよ』

「うん！待ってる…ひゃんッ！」

『え？！…どうしたの？』

「大丈夫…気にしないで…」