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第14章 ８月３日　楽園の終わり

私たちがいる無人島に
クルーザーが近づいてきます。

警察？

身を隠さなきゃ…

でも…砂浜に上げてあるウミガメくんたちは
隠せない…

どうしよう…。

フナムシくんがクルーザーの方を見ています。

「フナムシくんには望遠カメラも積んであるんだ」
小太郎さんは言いました。

「何が見えます？」
杉山くんが尋ねます。

「前田さん…園部くん…ノリエちゃん…キョウコさん…
みんな仲間たちだ！」
フナムシくんのコントローラーを見ながら
小太郎さんが答えます。

「じゃあ…私たちを迎えに？」
私は小太郎さんに尋ねます。