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幕末タイムスリップ
第8章 華を取り合うクールな二人


「ちょっと・・・やめてくださいっ!!」



華はいつも新撰組にお世話になっているので、お礼の料理を作ろうと一人町に出ていた



ところが、真昼間から酒を飲む浪人にありもしない因縁をつけられると、手首を掴まれ人通りの少ない小道に連れて行かれる



「ねぇちゃん・・・俺は今女に飢えてんだぁー」



酒臭い息を目の前で吐かれ、顔をしかめる華



「やっ・・・こまりますっ!!」



そう言って腕で男を押し返すのが、精一杯の抵抗だった


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