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幕末タイムスリップ
第12章 華を好きな理由~斉藤一~


廊下に居る時のうるささは無く、部屋の中は静かだった



「・・・泣くな」



顔に巻かれた布を取りながら話す男の声は、今華が最も逢いたかった人物の声だった



「っ!!」



徐々に布から顔が出、すべてを出したその時、華は抱きしめた



「斉藤さんっ・・・」



「・・・一人にして悪かったな」



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