この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
幕末タイムスリップ
第6章 斉藤一と華
「・・・・何してんの?」
見上げるとそこには、華に傘をさしてくれる斉藤の姿があった
「・・・斉藤さん・・・っう・・・ひっく・・・」
さっきまでの心細さから一気に解放された安心で、華の目からは涙が溢れた
「子供じゃないんだから泥遊びは昼間にしなよ」
斉藤なりの励まし方なのかはわからないけど、彼はそのまま華に傘を渡すと抱きかかえた
「・・・お手洗い・・・」
「・・・世話の焼ける子だね」
隊員一無愛想だけどお姫様抱っこでお手洗いまで連れて行ってくれる
.