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目が覚めたら。
第4章 鬼畜帝王は×××でした。
「痛くない。ハル兄……凄く気持ちイイの……」
「……そりゃあそうだろう。俺の指だからな。お前のイイトコ、教えろよ。可愛がってやるから」
ねぇ、どうしてそんなに嬉しそうなの?
ねぇ、どうしてこんな恋人同士のような甘い雰囲気になっているの?
ハル兄の声が甘過ぎる。
「よく解さねぇとな。お前のナカに俺のは、きついぞ?」
治療だよね? 消毒だよね?
ハル兄、そう言ってたよね?
「……ああ、中ダシはされてねぇようだな。不幸中の幸いか。……あのクソジジイ、病棟に身を潜めてナースを食いすぎて、出るもんも出なくなってたのかもな。そこにお前のナカの攻撃を受けて……カライキのまま、昇天か」
ぐじゅぐじゅ、ぐじゅぐじゅ。
「ざまぁ。人様のものに手を出しやがって」
段々と早く動くハル兄の指で、子宮の奥から快感の波が押し寄せてくる。
世界が滅茶苦茶な色彩に染まりながら揺れる。
「シズ、俺に寄りかかれ。首に手回して。……深く入れて動かしてるが、本当に痛くねぇ?」
「ん……気持ちいいよ、ハル兄」
「そうか……そりゃよかった。じゃあ、解していくぞ」
半ばうっとりとしたような声で、そう言って笑うと、ハル兄は中指をぐりぐりと回しながらさらに深く抜き差ししていく。
ずぽずぽと激しい音がする。
ハル兄の節くれ立った指が、あたしのナカで自由自在に動き、あたしを高みに上げていく。ずんずんと奥に入ってくる感覚がたまらない。
いつもはナカに入れられたものすべて痛かった。
いつも我慢してた。
今は全然痛くない。
それどころか、もっとって願ってしまう。
なんで?
……ハル兄の指だから?
だから気持ちイイの?
安心して気持ちよくなれるの?
ナツなら?
ナツならあたしは――?
「――っ!? あああんっ、いい、ハル兄……あああ……そこっ、そこっ! ああああんっ、ハル兄……っ」
「ん……ここか。すげぇ締め付け。……シズ、今指三本だぞ。すげぇな、お前のナカ。トロトロできゅうきゅう。この俺まで、指だけで昂奮させるってどんなナカよ? これなら、ナツ……相当鍛えなきゃ無理だわ」
「はっ、はぁっ、はぁぁっ、ハル兄、ハル兄……っ」
ハル兄の首筋に手を回したまま、快感に喘ぐあたし。