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不器用なくちびる
第12章 背徳
……………………

あるラブホテルの一室。

ベッドに仰向けに寝た男の顔に跨ると、
そのくちびるに濡れた部分を沈めた。


「あぁん…そこ…」


ペチャペチャペチャ…
硬く尖らせた舌に突起を擦りつける。


「…お前ほんとに好きだな」


「ねぇ…いいからアレも…」


「はいはい」


体内に入る複数の小さなローター。
中からの刺激と、同時に前の突起を
嬲られるのが瑞希は大好きだった。
男は瑞希の身体を知り尽くしている。


「あぁんっ…いいっ!…吸って!
…イク…イク!」


「はいはい、お姫様。」


ジュルジュルジュルジュル…

痙攣する瑞希の身体は赤く染まる。
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