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不器用なくちびる
第15章 君と
…………………
私が目を覚ますと
キラキラとした日差しをバックに微笑む
橘くんの顔がすぐ近くにあった。
あれ?私お姫様抱っこされてる…?
「たち…ばなく…ん?」
「おはよう。大丈夫か?」
「うん…私…?」
突然蘇ってくる記憶。
ニヤニヤ笑う波多野の顔…
橘くんと一緒にいた瑞希ちゃんの姿…
息ができない私は…橘くんと…キス?
いけない…
こんなところ瑞希ちゃんに見られたら!
急いで離れようとするけど、
橘くんの腕はびくともしない。
ポカポカポカと胸を叩いていると…
「香山…何してんの?」
「瑞希ちゃんがっ…」
「いいんだ…もう。
ちゃんと別れたんだよ。
もう誰にも遠慮はいらない。」
「で、でも…」
私が目を覚ますと
キラキラとした日差しをバックに微笑む
橘くんの顔がすぐ近くにあった。
あれ?私お姫様抱っこされてる…?
「たち…ばなく…ん?」
「おはよう。大丈夫か?」
「うん…私…?」
突然蘇ってくる記憶。
ニヤニヤ笑う波多野の顔…
橘くんと一緒にいた瑞希ちゃんの姿…
息ができない私は…橘くんと…キス?
いけない…
こんなところ瑞希ちゃんに見られたら!
急いで離れようとするけど、
橘くんの腕はびくともしない。
ポカポカポカと胸を叩いていると…
「香山…何してんの?」
「瑞希ちゃんがっ…」
「いいんだ…もう。
ちゃんと別れたんだよ。
もう誰にも遠慮はいらない。」
「で、でも…」