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不器用なくちびる
第15章 君と
「波多野ももう2度と会いに来ない。
香山…やっと始められるんだ。
俺たち2人で幸せになろう…
ずっと一緒に歩いて行くんだ。」
え…?それって…
涙が出そう…
「あ、告白する前に
プロポーズしちまった(笑)
…香山…大好きだ…愛してる。
俺と付き合って欲しい。」
「橘くん…
…私も大好き…夢…みたい…」
橘くんの瞳が急に熱を帯びる。
そして…
そのくちびるが
私のくちびるに重ねられた。
あぁ…橘くん。
大好きな人とのキス。
始まりのキス。
こんなに素敵なことを今まで
知らなかったなんて。
その時、映画が終わったらしく
ロビーが急に騒がしくなった。
香山…やっと始められるんだ。
俺たち2人で幸せになろう…
ずっと一緒に歩いて行くんだ。」
え…?それって…
涙が出そう…
「あ、告白する前に
プロポーズしちまった(笑)
…香山…大好きだ…愛してる。
俺と付き合って欲しい。」
「橘くん…
…私も大好き…夢…みたい…」
橘くんの瞳が急に熱を帯びる。
そして…
そのくちびるが
私のくちびるに重ねられた。
あぁ…橘くん。
大好きな人とのキス。
始まりのキス。
こんなに素敵なことを今まで
知らなかったなんて。
その時、映画が終わったらしく
ロビーが急に騒がしくなった。