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不器用なくちびる
第17章 【椎名 12才】
校門が見えてきた。


あ〜もう帰りてえなぁ…
慣れてるはずの冷たい写真の感触が
冷たい美優の手の記憶をなかなか
消してくれない。


今日はなんて日なんだよ…


俺は一年前から女の体を知っていた。
先輩の家にいつも何人かいる
名前も知らねぇ女がほとんどだけどな。
女を抱くと…その時だけ人の温もりに
触れたような気持ちになった。
でもそんなのは気のせいで…
最近は女にも飽きて
誰にも触れていなかった。


久しぶりに女とやるか…
こんなの…やり切れねぇ…


冷たいままの手を見つめながら
急に立ち止まると…


ドンッ!!


「あっ!ごめんなさい!
大丈夫ですか?」


誰だこれ…
見たことねぇ顔だな。
周りの奴らは
よりによって〝あの椎名〟にぶつかって
押し倒した女を、気の毒そうな
でも好奇心に溢れた目で見ている。

女は俺の手を握り


「ちょっと擦りむいてる…」


そう言って無防備に顔を近付けてきた。
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