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不器用なくちびる
第6章 策略
「だだだだって…
さっき波田野と手を繋いで歩いてたし、
椎名の家に何度も何度も行ってたし!
それに橘と夏やす…」
「待て!俺のことはどうでもいい。
波田野と椎名…
椎名の家って…いつの話だよ…⁈」
「6月くらいから夏休み前も…
ずっとだよ…」
「…ヤバいかもしれないな…
お前どっち行ったか見たか⁈」
「わ…わかんない。
でも同意の上ってことも…」
「絶対ねぇよ!
そいつらとだけは絶対に…
それに香山がそういう奴じゃない
ってお前もわかるだろ!
友達なんだろ⁈」
そう…私はつまんない嫉妬に振り回され
て見ないようにしてただけだ。
栞のこと信用できないって思って。
だけどほんとの嘘つきは…私の方だ…
さっき波田野と手を繋いで歩いてたし、
椎名の家に何度も何度も行ってたし!
それに橘と夏やす…」
「待て!俺のことはどうでもいい。
波田野と椎名…
椎名の家って…いつの話だよ…⁈」
「6月くらいから夏休み前も…
ずっとだよ…」
「…ヤバいかもしれないな…
お前どっち行ったか見たか⁈」
「わ…わかんない。
でも同意の上ってことも…」
「絶対ねぇよ!
そいつらとだけは絶対に…
それに香山がそういう奴じゃない
ってお前もわかるだろ!
友達なんだろ⁈」
そう…私はつまんない嫉妬に振り回され
て見ないようにしてただけだ。
栞のこと信用できないって思って。
だけどほんとの嘘つきは…私の方だ…