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可愛いヒモの育て方。
第7章 露天風呂へ
とにかく旅館までたどり着けさえすれば、こんなお遊びも終わる。
だけど、そんな私の葛藤を知ってか知らずか、ふいに麻人が振り向きとんでもないことを言ってきた。
「中に入ってるオモチャ、俺のだと思ってください」
「はあ!?」
ばっと顔をあげると、麻人が楽しそうに笑っている。
麻人の? つい想像してしまい、頬が熱くなる。
麻人はそれ以上何も言わなかったけれど、私の体はさらに熱を持った。無意識のうちに膣が締まり、中のものを締めつける。
「あ……っ」
振動をことさら強く感じてしまい、堪えきれずに声が洩れた。慌てて唇を噛み、隣を窺う。
麻人に聞こえてないだろうか。中からどろりと蜜が溢れ、もどかしくてたまらなくなる。こんなオモチャより太くて固い、麻人のがほしくなる。
私は麻人の手を握りしめ、深くゆっくりと呼吸した。体が熱くて仕方ない。
ようやく旅館が見えた。もう少しで解放される。そう思い、ほっと胸をなで下ろした瞬間だった。
「ひゃあ……っ」
振動がまた強くなり、たまらず麻人の腕にしがみついた。