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可愛いヒモの育て方。
第17章 媚薬漬け

 それでも麻人が首を振り、私から逃れようともがいた。そんな彼の顎を捉え、さらに深く唇を合わせる。

「ふ……うっ」

 私は強引に麻人の上に体を移して、麻人の膝の上に身を乗せた。
 唇を離し、今度は首筋に口付ける。

「あ、友梨香さん……っ」

 背を仰け反らせ、麻人は喘ぐように、私の名前を呼ぶ。

「帰りましょうよ」
「やだ」

 短く拒否して、スウェット越しに麻人のものをさする。すっかり勃起し硬くなっていた。

「ダメですって……っ」
「こーんな硬くしてたんだ。興奮してるんじゃん」
「だから、今日なんか変で……、あ、やだっ」

 手のひらで軽くさすっているだけなのに、麻人は身をよじり息をつめる。
 私の手を掴み、勃起した麻人のものから引き剥がそうとした。
 私はもう一度麻人に口付けて、素早く麻人のシートベルトを外した。そのまま助手席のシートを倒す。

「んんっ!」

 麻人の上に覆い被さるような体勢になった。

「マジで何してんすか……っ」

 夜中で車の中とはいえ、道端でするのは抵抗があるらしい。車内で狭いせいもあるのかもしれないけれど。
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