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第17章 媚薬漬け

「待っ……」
「やだ、待たない」

　麻人は私の言葉に、言葉をかぶせてきた。

「あっ」

　自分のものを膣口にあてがってくる。その感触に、小さく声が洩れた。

「せ、せめて上がいいっ」

　腰を進めてこようとする麻人を遮り、必死の思いでそう叫んだ。肘をついて体を起こす。

「自分のペースで……、したいの」

　さっきみたいにガンガン責められたら、身が持たない。騎乗位だったら私のペースでできると思って、そうお願いした。

「はーい」

　麻人はあっさり、それを了承した。起き上がった私の隣に、横になる。
　反り返った麻人のものを握り、麻人の上で膝立ちになると、太ももを愛液が伝った。まだ入れてもないのに。恥ずかしくなってためらっていると、麻人に急かされる。

「早くしないと、中渇いちゃいますよ？」
「わかってるってば！」

　麻人のを握ったまま、ゆっくりと腰を下ろす。馴らしてほぐれた入り口を押し入り、麻人のが入ってくる。

「あっ、んんっ」

　指よりも太い質量に、全身が粟立った。深く息を吸ったり吐いたりしながら、徐々に体重をかけていく。