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可愛いヒモの育て方。
第18章 告白

「私もシャワー浴びてこよ……。てか今何時?」

 早く寝ないと、本当に寝る時間なくなっちゃう。携帯で確認しようにも、どこにぽいしてあるかわからず見つからない。

「今、四時半すぎ」
「もう朝じゃん!」

 座っていたベッドの上から下りようとするのを、麻人に止められる。

「鼻血出てるのにお風呂はダメです」
「もう止まったもん」
「止まったばっかでしょ? 血行が良くなったらまた出ちゃいますよ?」
「やだ、入る。いろいろベタベタしてて気持ち悪いし」

 媚薬と、精液と、愛液が混ざって、体中が気持ち悪いのに。こんな状態で寝たくない。

「じゃーちょっと待ってて」

 麻人が立ち上がる。キッチンに消え、戻ってきた時には濡れタオルを二枚持っていた。

「体、拭いてあげる。服脱いで?」

 下はパンツ、上は長袖のティーシャツを一枚着ているだけの、今の私の格好。私はティーシャツを脱いで、ベッドの下に放った。

「ありがと。てか、自分で拭くよ」
「ダメです。友梨香さん雑そう」

 別に私の体なんだから、雑に拭こうと丁寧に拭こうといいじゃない。
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