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可愛いヒモの育て方。
第20章 好転

 翌日は幸運にも暇で、シフトの時間より早く上がれた。八時過ぎくらいだ。せっかくなら夕飯も作って、麻人をびっくりさせてやろう!
 そんな気持ちになって、スーパーに寄ってから帰ることにした。メニューを考えてる時間もないので、とりあえずハンバーグで。ひき肉やら玉ねぎやらを買い、せっかく次の日休みだし、ということもあってお酒を買って帰路についた。
 急いで料理に取りかかる。その間に風呂も洗い水を溜め、沸かす。十時まであと一時間ちょっと。必死に夕飯作りに取りかかった。

「ーーまあ、やっぱこうなるよねー」

 そして一時間後。私はお皿に盛りつけたハンバーグをまじまじと見つめ、盛大にため息をついた。黒いハンバーグ。
 普段料理をほとんどしない人間が、思いつきで作ったって上手にできるはずもなく、案の定ハンバーグはこげこげ。火が強かったみたいで、表面が黒くなっちゃっただけみたいだから、上だけ削ればいけるかな。菜箸で表面の黒いところをガリガリ削る。

「ぶ、不恰好……」

 ごつごつしてしまったところは、市販のデミグラスソースでごまかす。
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