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可愛いヒモの育て方。
第21章 好きな人

 すっぴんで、スウェットばかりなのもよくない。女性らしい格好、身だしなみ。
 よくよく考えてみれば、これって結構して当たり前のことばかりだ。

「……またできてなかったら、エッチ抜き?」

 それだけが不安で、麻人を見上げ、首をかしげつつ尋ねる。
 麻人は呆れたようにため息をついた。

「…………心配するとこそこ? エッチはするよ。でも、二度と友梨香に上はさせない」
「ん、むぐ……うっ」

 ふいに麻人が、自分の指を私の口にくわえさせてきた。突然のことに焦る。
 同時に耳を甘噛みされ、再び甘い感覚がせりあがってくる。
 まだ挿入したままの麻人のが、中でむくりと頭をもたげ出して、私はさらに焦った。

「ふ、ふぅっ、んんーっ」

 もう何回もイって、体は怠いくらいなのに。

「エッチ大好きなんでしょ? 朝まで付き合ってあげる。そのために、友梨香が次の日休みの日にしたんだから」
「んぐ、むぐぐっ」

 そういうことかーっ!
 抵抗も虚しく、結局その日は明け方近くまで解放してもらえなかった。
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