この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可愛いヒモの育て方。
第22章 エピローグ

 そこの部分は濁しながら、彩乃に話した。
 それはまあ、いいとして。麻人のお母さんの病状が良くなって、麻人に負担がなくなることを切に願う。
 問題なのは、就活を地元ですることにしたのを、私に話してくれなかったこと。

「酷いんだよ! いついつちょっと面接行ってくるねーとか言って遠くの県ばっかり挙げるし、決まりそうなところが転勤激しくて、離島とか、海外の工場に飛ばされちゃうかもしれなくてー、とか、そんな話ばっかりされてたんだよ、この三ヶ月! ずっと! おかげで会えなくなる夢ばっか見たわ!」
「離島って。一体どんな工場よ……。年下にいいように弄ばれて、友梨香も堕ちたもんね」

 本当に! 切実に! 彩乃の悩ましげな声が、胸にグサグサ突き刺さる。

「そういえば、今日も麻人くん来るんでしょ? いいの? 電話なんかしてて」
「うん、多分そろそろかな。平気。もういろいろと完璧だから」

 そう答えながら部屋を見渡す。一昔前とは比べ物にならないくらい、綺麗に片付いたまさしく女性の部屋というにふさわしい空間に仕上がっている。
/530ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ