この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
官能ショートショート『不離岩(はなれずのいわ)』
第1章  
あの宿なんと言ったかな、陣……そう、陣屋じゃ。
へえぇ、お前さんたちも昨日陣屋に泊まりなさったんか?
それはなんと奇遇な……。
陣屋も今は、若女将になってな、今じゃ結構な評判じゃ……。
ああ、遭難した話じゃった……その日はもう夜も遅いんでな、次の朝一番で、警察と村の連中とで探しに行ったそうじゃ。

そしてな、その鬼面岩のところで……鬼面岩のところには古い杉の木が一本立っておってな、その幹に一本のロープが巻き付けてあるのを見つけたんじゃ。
おお、いい忘れとったが、鬼面岩のすぐ後ろは断崖絶壁じゃ。
ほぼ真っ直ぐに切り立った崖の縁じゃ。
遙か下の谷底には川が流れとるが、木が生い茂ってよう見えん。
あそこに降りた者は誰もおらん。
ちょっとやそっとの長さのロープでは下まで届かんし、麓から谷川を登る手もあるんじゃが、途中の滝や、切り立った岩場で、人の足じゃ辿りつけん。
/15ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ