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新人女刑事のエッチな事件簿
第17章 対決!! 黒岩 対 九鬼
ー黒岩視点ー

俺は九鬼の尋問を続けている。

どうも九鬼の表情が気にくわん。

『余裕』が感じられるんや。

「オリジナルな爆弾を作って
俺をいたぶって殺す…
それが出来なくなって残念やな」
俺はそう言って九鬼を揺さぶった。

「黒岩さんの命は奪えなくっても…
黒岩さんの大事なものは奪えるかもよ」
九鬼はそう言いつつニヤッと笑っよった。

九鬼は何かを仕掛けてるんか?

俺の大事なものって?

俺と小百合がデキてることは
九鬼は知っとる。

だから以前に九鬼は小百合を襲ったんや。

九鬼は小百合を狙ってるんか?

どんな爆弾を仕掛けたんや?

例えば…小包爆弾?

九鬼がそんなありふれた爆弾を使うとは
思われへんけど…
とりあえず念には念を入れ…

俺は非番の小百合に電話した。
「怪しい荷物が届いてへんか?」

『あ…あやしい荷物?
そんなの届いてませんよ』
受話器から小百合の声がする。
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