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イヤよイヤよも好きのうち
第6章 チェリーとペット


レンに連れて来られたのは音楽室。
普段は合唱部が使ってるんだけど…なんで誰もいない?
『合唱部は他校と定期合同練習だよ。心配いらな〜い♪ここなら防音&じゅうたん だから、いいでしょ?』
仔犬スマイル。
私も騙された、その甘いフェイス。
…行きつけって言ってたな?
お前、ココで時たまヤッてんな?
おい、ふざけんなよ。私の仔犬見る目なかった〜〜〜狂犬じゃ〜〜〜ん!泣


『ユリ先輩はココ。えーっと…』
『おれはイツキだけど…ところでさ、何するんだ?』
おっっせぇよ、その質問!イツキのハゲ!
『イツキ先輩は右と左、どっちにする?』
『は?おれは右利きだけど?』
『んじゃ、先輩の右側ね。』


机に座らされた私。
…どうしよう。本当に?私、まだイツキが好きだって告ってないのに。
イツキに痴態を晒すの?
嫌われるに決まってる。


でも…
レンくんにしたこと、イツキには知られたくない。軽蔑されたくない!嫌われたくない!


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