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イヤよイヤよも好きのうち
第8章 おっとのこうはい


ゴロゴロゴロゴロ…


一時間過ぎても、夫は帰らない。
空はどんどん暗く、不気味に荒れる。


ピカッ‼︎


瞬く閃光。
ついに雷が落ちるのかと思った瞬間…


がばっ!


『きゃあ!!』

ゴロゴロ…ピシャーン‼︎

『あ!すみません!!』


な!何なの?!何で夏目さんが私を抱きしめてるの?!


『本当にすみません…ウチの嫁、雷が大の苦手でして…いつも、落ちる前に抱きしめてやらないと泣くんです。今、雷が落ちると思ったら条件反射で…本当にすみません‼︎』


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