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イヤよイヤよも好きのうち
第9章 がっきゅういいん


明日に迫った文化祭!
今日は朝から浮かれ気分で、全校生徒がその準備に追われていた。
ウチのクラスの出し物は、ド定番、お化け屋敷!
ダンボールや机で教室を区切って。オバケの衣装なんかも用意して、準備万端!!
後は…理科室から大量の暗幕を借りてきて、設置すれば作業終了。


ジャンケンに負けた俺を残して、クラスメートは全員下校した。
作業を見届ける為、委員長だけは自発的に残ったようだが。


そうして…
面倒くさがりの俺は、理科室との往復を避ける為、暗幕を一人、てんこ盛りで教室に運ぶ。まさかその先に、委員長がいるとは夢にも思わず…


『……っだあぁぁーーー疲れた!!暗幕〜〜〜ダーイブ!!』


教室に入るなり、前のめりに倒れこむ俺!暗幕クッションで、てっきり ふんわり出来ると思ったんだが…


『ひぃ!きゃあぁぁぁぁ!!』


ゴッチイィィィン…!!


俺は、暗幕の向こうに居た委員長を押しつぶし。挙句、お互いの石頭を強打。
二人揃って目を回して気がつくと…


夜!!
そして教室に鍵がかかっていた!のだ!笑




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