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イヤよイヤよも好きのうち
第12章 かんさいじん
『うん、えぇデコしとるわ』
『…はあ?!──いった!』
は?!人のおでこに勝手にキスしてきて!さらにデコピンしてくるとか、どーいうことっ?!
『あはは、隙あり〜♪』
『〜〜〜///!!』
やっぱりろくでもない、この関西人。ちょっと格好いいかも、なんて思った自分がバカみたい!
『あたし、帰ります!』
『え?ちょ、ちょお待ちぃ…!』
高峰さんの声は無視して走った。もう意味不明だ!何で初対面の男に無理やりお昼おごられたり、キ…キスされなきゃなんないの?!挙句にデコピン?!変だ!あんな変な関西人、もう二度と関わりたくないっ!!
『あ〜あ…逃げられてしもた。まぁええか…これから時間はたっぷりあるんやし。オレやってもう、あん時みたいなガキやないんやからな…』