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イヤよイヤよも好きのうち
第1章 よめのいもうと
『次の彼氏できるまで、サヤカの相手して。こんな体にしたのお義兄さんだよ?お義兄さんじゃなきゃイケないんだって…今日分かった。』
ひいぃぃーーーやべぇ!!
またえっちしよ♡とか、そんなレベルじゃなくね?!なんかタチ悪くね?!
あ、いや、悪いのは俺なんだけどー…
『じゃなきゃ、お姉ちゃんに言う。』
……やっっぱりだよ!それだよッッ!!
後ろめたかったら姉ちゃんに言え──って言った勇敢な俺は、もうこの世にはおらんのだよ!おーおー!小心者結っっ構!!心底嫁に惚れてる俺は、嫁に捨てられたかないの!
分ぁかってるよ!俺が悪いんだろ〜〜〜!!
『ふふ。』
『ん…?』
サヤカはさっきまでの怖い顔じゃなくなってる。布団にくるまって、可愛く笑ってる。
あれれ?おっさん、からかわれました?
『お義兄さん。』
『ん?』
『サヤカをお嫁さんにしてね?』
………!勘弁してくれ!
END
(第1章よめのいもうと)