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第12章 かんさいじん

『でっかい商談まとまるまでは告白すんの我慢しよ思てたし。それがまさか今日まで苦戦するやなんて我ながら情けないことやけど…』

『そんな…でも契約取れたんでしょ？
すごいじゃないですか。』

『とにかく我慢しすぎたんや。
ご褒美ほしい…』

『あっ…ンッ』


高峰さんのキスは情熱的で、頭の奥がすぐにぼぉっとする……


『ん、あっ…ダメ…』


細くて長い指が、あたしの体を滑っていく…


『カヨちゃん…好きやで…』


真っ直ぐな言葉が嬉しい。高峰さんのキスが唇から首、鎖骨、胸に降りてくる…