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イヤよイヤよも好きのうち
第13章 やさしいひと
スペック
下半身丸出し男子、レンジくん。中3。
ザーメンまみれの女子、タカナ。中3。
あたし達は、
おれ達は、 クラスメイト。
『…掃除当番?あー、おれ今週からだったんだ。そっかー』
『忘れてたの?もう…レンジくん日直とか当番とか、最近よくサボってるでしょ。ダメだよ。』
『んー…悪気はねーんだけどー…あ、タカナ目ぇつぶって?』
レンジくんはポンポンと、前髪をティッシュで押さえてくれた。
『とれた?』
『…まぁ、取れたっちゃ取れたけど…髪の毛固まってる。あと、臭いはとれねぇ。』
ほれ、と鼻先に持ってこられたティッシュ。
『くさぁ〜い!』
『アハハ☆ですね(笑)』
『制服にも、白く残っちゃってるよ〜』
見下ろした自分の制服に、ため息。
と共に、視界に入ってきたレンジくんのアレに、顔がボッと燃え上がった。