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イヤよイヤよも好きのうち
第14章 べんきょうかい
さらに、それから────
文化祭も、紅葉も終わって、季節は冬。
あたしとカズマの距離はこれまでどおり、何の変化も起こってへん。
『……三宮?』
『そ!24日、クリスマスイブ!どーせサナエ暇してんやろ?ウチと遊ぼーやぁ♡』
大学構内のカフェでお茶タイム。彼氏持ちのマキから、珍しいお誘いがあった。
『セイくんとは会わんの?せっかくの、恋人達のクリスマスやろ?』
『あーあいつ?イブにバイト入れよるアホのこと?』
うわ…マキさまご立腹やん。
『まあ…バイトやったら仕方ないやんか?セイくんとこ人手不足やて、この間も言いよったもんな。』
『「25日は死守したから許して」やて。死守すべきはイブやろが、あのだぁほ!!』