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イヤよイヤよも好きのうち
第14章 べんきょうかい


少なくとも…


『きゃはは!もぉカズ〜ほんまあそこのラーメン好きよなぁ〜』

『うっさいボケ〜。てかくっつくなや、アホイズミ。』

『あ〜そんなん言うてえぇのん?バイト代まだ入らんで苦しいんやろ?今日うち奢ったげよー思たのに〜』


あたしは
そのラーメン屋のことは知らん。


『……どやって奢んねん。お前アシないやんけ。』

『カズのバイク乗せてもらうもん。メット誰かに借りたら行けるやん♪』


カズマが乗っとぉバイクは、あたしも知っとぉよ。あたしんちに来る時、いつも乗ってくるあのバイク……鍵には、ビリヤードの8ボールの形したキーホルダーがついてんねん。弟さんから貰ったて…お気に入りや言うてた。
やけど、


『……ほな行くか。』

『やった〜♡』


女とニケツしてるカズマやか、
あたし……


『〜〜やからお前、くっついて来んなて!後ろ乗せへんぞ?!』

『えぇ〜?』


好かん


『もう〜〜カズは照れ屋やなー♡』


その子とニケツするカズマやか、想像しただけで。もう。めちゃくちゃ、好かんわ。




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